高千穂さと神楽保存会について

概要

会長:日髙 葵
副会長:藤﨑 康隆(中畑神社神楽保存会会長)
所在地:国見ヶ丘 天空庵
会員数:11名(2022.10.4現在)

ミッション

高千穂の夜神楽への扉を増やす。

800年以上続く神事芸能、高千穂の夜神楽。

国の重要無形文化財にも指定されている、集落の『結』を象徴する大事な氏神様のお祭りである夜神楽は、人口減少や生活スタイルの変化の中、存続そのものが課題となっています。

実りに感謝し、平安を願う目に見えない存在へ感謝の気持を、夜神楽を通じて届けるこの文化を継承していくために、ファンの裾野を広げたい。

夜神楽への入口となれるよう、ジェンダーを超え広く関われる場としてあるのが、我々のミッションです。

2つの役割

❶高千穂の夜神楽を応援/支援

居住地にやジェンダーよる縛りをなくし、会員のできる範囲でサポートをすることで、チームとして夜神楽を盛り上げていきます。
また、ひと晩かけて舞う夜神楽は、集落ごとの準備が大変… という点もあります。『一夜氏子』として準備段階から本番まで関わることで、集落外の人間でも祭りに関わることができるようになります。

❷舞や楽を習得できる

過去数百年、夜神楽は神事であることから、女性が舞や楽に関わることはできませんでした。
継承の点から鑑み、男性のみでは継続が難しい集落も今後出てくることが考えられます。

神楽を『舞いたい』『演奏してみたい』という女性の方も、

高千穂さと神楽保存会では、神楽を『舞いたい』『演奏してみたい』という女性の方も、中畑神楽保存会師匠の指導のもとで習得することができます。
※男性の方は中畑神社神楽保存会へ

設立の経緯

  1. 高千穂の夜神楽のファンになり移住、ツーリズム事業を営む代表・日髙、存続に課題を感じる押方五ヶ村神楽保存会(現・中畑神社神楽保存会)代表・藤﨑康隆氏と出会う。
  2. 「夜神楽が好きなら氏子になり、押方五ヶ村神楽保存会会員になるのが良い」と中畑神社宮司と保存会会員にお話を通した上で、女性初の神楽保存会会員に。
  3. 2021年12月、COVID−19感染拡大による夜神楽中止を受け、初のオンラインツアーを企画・催行。
  4. 「より一層夜神楽への扉を増やすためには」と、興味のある女性チームで舞の定期練習を開始。『女性もOKの保存会を立ち上げよう』と、会長・日髙、副会長・藤﨑氏にて文化協会へ申請、承認。
  5. 正会員として承諾を得ているのは11名。うち練習中の女性は5名。
  6. 2023年元旦、日の出前に舞のお披露目を計画中。